100ドル札のBenjamin Franklin、ベンジャミン・フランクリンの言葉です。
いつも通り私が勝手に訳しています(笑)。
皆さんは「今日は何だかぷんぷんしている日だ」という日はありませんか?
私はあります。理由はよく分からない。
でも理由なんてどうでもいい。私は怒っているんだ。ぷんぷん。
・・・そういう日は、きっと私の額には「怒」と書いた紙が、
キョンシーみたいにぶら下がっているに違いない、と思います。
だって、会う人会う人が、何だか怒っていたり、私を避けたりするんですから・・・。
「怒り」というのはアメリカでは「他者からの攻撃あるいは不当な扱いに対して」
起こる行動や感情、とされています(American Psychological Association)。
「自分に対する脅威への反応」、なんですね。
しかもその「脅威」は、「現実のものでも想像上のものでも」とされています。
本当かどうかは問題ではなく、私たちは自分に対する身体的、精神的な脅威を感じたら
怒ることではねのけようとするんです。
ある人は反対に人を攻撃し、ある人は悪態をついたりすることで反応します。
だから怒りは伝染ってしまうんですね。
本当に迫っている脅威は頑張ってはねのけないといけない場合があります。
でもそれが「想像上」のものであった場合、はねのけられる人たちはいいメイワクですね(笑)。
しかも「怒り」は非常に強い感情なので、後に残ります。熾き火のように、くすぶります。
基本的には興奮状態なので、増幅されることもあります。
顔が真っ赤になったり、震えたりしてしまうこともあります。
確かに「怒り」というのは悪いことだけではなくて、
その怒りが原動となって他の形に昇華される場合もあります。
また、第三者に対して行われている「不当な扱い」に対する「義憤」などは、
政治的な活動だったり言葉のチカラを借りて表現したり、というように
理性的なはけ口を使って表されることもしばしばあります。
でも私たちが毎日遭遇する怒りは、やっぱり「ぷんぷん」タイプです。
頭では分かっていても、怒らなくするなんて無理ですし、
たまに怒るのだってあながち悪いことだけではないと私は思っています。
ただ、自分の「怒りのスイッチ」を分かっていることは、とても助かります。
怒っている最中はムリです(笑)。そんな余裕があったら、怒ってません。
でも後で考えたとき、まだぷすぷすとくすぶる怒りの火を見ながら、
何で怒ったのかを考えてみるといいと思います。
何があなたのスイッチを押したのか。
何がどうなっていたら怒らなかったのか。
自分が何を怖がっていたのか。
もし相手と話して解決する問題であれば、相手にしっかり伝えることも大切です。
一人でくすぶって、一人で抱えていて、そのクセ相手に怒って対応してたら
相手は「?」の竜巻にさらわれてしまいます。
もし自分が「想像上」の脅威におびえていたと分かったら、
自分の考え方を見直す必要も出てきます。
そうしたら、怒りの火を消して、落ち着いて見直してみましょう。
できればそういうことを家族や友達と話し合えるといいですね。
自分がコワがっていたものが、実はさほどコワくないものだ、と分かるかもしれません。