Zig Ziglarの言葉です。
入浴は確かに、身体にムリが無い限り、こまめにした方が良さそうです。
でもモチベーションも毎日、ってどういうことなんでしょうか。
毎日新しいいろいろなモチベーションが湧いてしまっては、
心が休まる時間がなさそうですし、
あれもこれも、と手を出してしまえば、どっちつかずになって
何もモノにならないのでは、と心配になってしまいます。
どうしたらモチベーションって持続するんでしょう?
前回「内因性(intrinsic)」と「外因性(extrinsic)」の動機付けについてご紹介しましたが
皆さんはどちらの動機付けが燃えますか?
行動そのものを楽しめる「内因性」のタイプの方は、
その先の勝ち負けや報賞にはあまり興味を持ちません。反比例する、という調査もあるくらいです。
「Optimal challenge」、つまり「難しすぎず簡単すぎず」という
ちょうどいいチャレンジがあると、頑張れるようです。
また、「自分が頑張れば更にチャレンジが生まれる」状況に置かれると
どんどん頑張って邁進します。
反対に報賞や勝ち負けに燃える「外因性」タイプの方は、
もちろん報賞も大事ですが、勝ち負けのような「競争性(competitive)」があると
さらに頑張れるみたいです。
でもやること「そのもの」への興味は少ないので、
スキルの向上や知識の拡大、というものは結果として増えるものになります。
私たち人間は、「どちらかといえば・・・」という傾向はあるものの、
「外因性」「内因性」両方の動機付けを経験していると思います。
場面や条件、人間関係などによって、どちらが効果的か変わってくるように思います。
前回モチベーションと合わせて「インスピレーション」とか「熱意」だとか「創造性」
といった言葉がタイトルに並びました。
私はそれに加えて「好奇心(curiosity)」が大切なのでは、と考えています。
前にも申しましたが、モチベーションは「わかしてもらうもの」でもないし
「わかすもの」でもなく、「わいてくるものだ」と思います。
でも自分のこゝろが閉じていたり、不感症になっていれば
どんな刺激が入ってきても、反応があるわけがありません。
わくものだって、わきません。
マインドのドアが開いている。
その状態が、まずは大切だと思います。そしてそれは本人以外、誰もできません。
誰かがドアをたたくのを待っていては、
そこにドアがあることに気づかず通り過ぎてしまう人がいるように、
実は素晴らしい刺激も通り過ぎてしまうかもしれません。
自分からも外の世界に働きかけて、ちょっと敏感になってみる。
そういうことは自分の努力でなんとかなるのでは、と思います。
明日はあの大地震から1年。
人は皆、それぞれに日々大変なことを抱えていて、その「大変なこと」に大小はありません。
ただ、日本中が一つになった、そしてならざるを得なかった惨事を
いろんな形でくぐり抜けている国の、世界の一人として、
少し立ち止まり、今ないものより、あるものを大切にかみしめてみる。
自分が見過ごしているものを、振り返ってみる。
そんなことをするいい機会かもしれません。
明日はそんな日にしたいと思います。
本当に、おっしゃる通りですね。
人間観察、楽しめるようになるといいですよね!
またお寄りくださいませ。お待ちしております。
モチベーションに関して、内因性/外因性動機付け、人それぞれ違うってこと、納得です。いろんなタイプの人が働く部署や組織内で、各々のモチベーションを高めていくこと、そして全体を纏め上げることは難しいな、と思います。画一的な方法は無いのかな、とも思いつつ・・・何か解決策はあるのでしょうか?自身、マネージャーの立場ではないのですが、疲弊した部署内の空気、どうにかならないのか、と思っています。
S-N様、
コメントありがとうございます。
組織になっていろいろな人が交じると、なかなか総合的なモチベーションアップは難しいですよね。結局人の集まりが組織なので、その「部分」である個人個人がモチベーションをあげないと総合的にあがらない、でも組織は人が集まって別の有機体を作るので、組織自体のモチベーションもあっていいんじゃないか・・・ぐるぐる考えてしまいます。
特効薬がない、というと逃げのように聞こえますが、でも、ないんですね。
例えば皆さんのお給料を急に倍にすると、一時的にはモチベーションが燃え上がりますが(笑)、いつか同じカベに到達すると思います。もちろん、燃え続ける人もいます。
でもマネージャーの立場ではない、とおっしゃりながらその視点を持っていらっしゃるのは、ものすごいリードだと思います。
もしS−Nさんがマネージャーだったら、何を変えるとS−Nさん(部署内皆さんではなく)のモチベーション、あがるでしょうか・・・。
もしそれが分かれば、マネージャーさんとお話するのも始められることの一つです。
自分のことだけ考えているように思われるかもしれませんが、一人一人が変わる事も部署内の空気を変える要因だと思えば、ご自身が始められるのは素晴らしい第一歩ではないでしょうか?
・・・なんてことを考えつつ、でもまずは、社内外に関わらずS−Nさんのモチベーションがあがるアクティビティをちょっと再訪問してみてはいかがでしょう。S−Nさんご自身は、会社の内外に関わらず、どのようなときにモチベーションがあがりますか?
・・・モチベーションがないな、という期間が長いと、それがある状態を忘れてしまったりすることもあるので、リハビリも必要ですね。
人がそれぞれ似て非なるもののように組織もそれぞれ個性があり、S−Nさんの部署がどのような感じか分からないのですが、まずはS−Nさんご自身に注目して、自分を掘ってみてください。
また時折お寄りいただければ幸いです。
ご返信ありがとうございます。
そうですね!
先ずは自分のできる事からやってみます。
自分自身のモチベーションをあげていけるよう、自分のやる気スイッチ(笑)を探せれたらいいな、と。
もやもやしている前に、行動ですね。
働き始めて、いかに一人一人のやる気やモチベーションを高く持つこと、
部署・会社の雰囲気が大切かが分かるようになりました。
マネージメント力には、リーダーシップとか色々必要な力があると思いますが、
“人間観察力”が大切だな、と思うようになりました。