Albert Einstein の言葉です。
通常は「価値のある人間になるために」と訳されると思いますが、
私は何となく「本当の価値を重んじる人間になるため」と読んでしまいます。
ある友人Mと私はとても仲良しで、自分たちの考えをよく交換します。
不思議なのは、私たちはいわゆる「価値観」が全く違うことがあるのです。
どんな男性をステキだと思うか(笑)。
何を「成功」と考えるか。
でもまたまた不思議なのは、「どんな生き方をするか」というレベルにおいては
全く一緒の「価値観」を持っているんです。
面白いですね。
でもその友人が以前こういったことがありました。
「今度生まれてきたら、全く違う価値観を持って生まれてきたいな。
でも今はこういう価値観だから、仕方ないんだもん。
どうしてもこう考えちゃうんだもん。」
そこから先は話しませんでしたが、もしかしたら、
自分の価値観ではどうしようもないことに遭遇したのかもしれません。
私たちは知らず知らずに価値観を育てます。
もちろん家庭の教育もあるでしょう。
自分が育ってきた環境もあります。
その上で入ってきた情報を自分がどうやって処理するか。
そんなことを通じて価値観が育っていきます。
その価値観が揺らぐ事態に遭遇したとき、
その価値観を否定されるような事態に遭遇したとき、
怒ったり、落ち込んだり、私たちは苦しみます。
それでも長年かけて培われてきた価値観は、
そうそう簡単には変わりません。
またそうそう簡単に変える必要もありません。
自分の価値観が根底から揺るぎそうになったとき
その価値観こそが自分のチカラの源になってくれる。
そんな価値観を私たちはしっかり持っているでしょうか。
いつも一所懸命生きている友達の
あのときの真剣な顔を思い出しながら
そんなことを考えました。