人生に自分のともした小さな光を、いつまでもたやすまいとするおバカさんなのだ。

ご存知遠藤周作の作品「おバカさん」からの引用です。
主人公ガストン・ポナパルトのことが、こう表現されています。

最初に狐狸庵山人としてではなく
「海と毒薬」で遠藤周作に出会ってしまった子供の頃の私は、
彼の作品が(読んでもいないのに)恐ろしく、なかなか手がつかなかったのですが
何かのきっかけで読み始めてから
大好きな作家の一人になりました。

 

 

人に何かをしてもらったときに
素直に喜んだり有り難く思ったり
そしてその結果相手を喜ばせることができたりというのは
本当に素晴らしい瞬間だと私は思っています。

人の好意が自分の好みに合わないことを相手に伝えるのは
そしてそれを相手の気持ちを傷つけずにいうことは
とても大変です。
とても大切ですが、とても大変です。

小さい頃私は、
嫌いなものを出されても
全部食べて後で吐く
そんな子供でした。

別にそれをいいと思っているわけではないのです。
それが何より証拠には
「相手にいやなこともきちんと伝えられる人間になりたい」と
ちょっと練習したときもありました。

大人になるとちょっとテクニックも増えてきて(笑)
まあ、それほどいやな雰囲気にもならない程度で
それを伝えることができるようにもなるわけです。

でもそうなってもあまり幸せではなく
やっぱりどこかで後悔したりすることも多々あり
しょげかえる日もありました。

その事柄によると思います。
そのシチュエーションによると思います。

それでもやっぱり
今でも時々、ガストンさんみたいになってもいいかな、と思います。
食べて吐いても、いいかな。
ただし、それを笑いながらできるようになりたい。
そうしたら、いいかな。

I am so soft。分かっています(笑)。
でも、年を取って丸くなったのでしょうか、
それでいいのかな、と、
何故だか今改めて思っています。

最後にこちらをぷちっとしていただけると幸いです

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