詠み人知らずです。
人生にはいくつか(というかたくさん)節目があって
その節目を家族だけでなく親しい友人と共に体験できる、というのは
とてつもない幸せであると私は思います。
私はこんなトシまで独りでおりますので、
友人たちにはずいぶんと心配をかけております。
独りでいること自体に良い・悪いはないと思うのですが、
ただ弊害の一つは
やはり何でも自分でやらなくてはならないので、
何でも自分でやってしまうクセがついてしまうことです。
独りでやってしまって何が悪いの?と聞かれれば
これまた「いえ、悪いわけではなくて・・・」と答えざるを得ないわけですが。
でも自分にできることには限界があったり
自分にもできるけど、人にもできることがあったり
自分の方が上手にできることがあったり
人の方が上手にできることがあったりするわけです。
だから私には
友人たちと何かを始める時がとても楽しく思えます。
「友だちとは一緒に働かない方がいい」
確かに。そういうときもあります。
でも一緒に何かしないまでも
自分のスターティングポイントに友だちの援助を頼んだり
友だちのスターティングポイントに自分のできることを提供したり
そういうことは、何となく素晴らしいなぁと思うのです。
自分は独りでもちゃんとできることもあるけど
独りじゃないし
独りじゃできないこともある。
独りでしない方がいいこともある。
そんな感じで肩ひじ張らず、助けを求めてもいいのだろうと思います。
そしてそんな友だちを持っている人は
幸せなんですね。