Marshall McLuhan の言葉です。
運転をするときに、
バックミラーやサイドミラーは大切です。
でも以前、まだ車を運転し始めた時に
あまりにバックミラーを「凝視」する私に先輩が
「バックミラーって言うのはちらっ、と”目をやる”ものだから。
”見る”ものじゃないから」と言われたことがあります。
カメレオンみたいにあっちこっち見られたらいいのに。
でも人間の視野は狭いわけです。
そして、人間の心の視野は、もっと狭い可能性があります。
あるいは歪んだり、霞んだり、
そんなこんなでよく見えないことがあります。
未来(future)に行きたい時に過去(past)を見る。
過去の成功や失敗に学ぶためにとても大切なプロセスです。
でもあまり凝視してしまうと
驕ったり怯えたりして
まるでヘッドライトの中の鹿のように
身体が固まって動けなくなることがあります。
だから「チラ見」する。
見なくていいものは、見ない。
見なくてはいけないものを、見る。
バックミラーの中の
止まり損ねたSTOP(止まれ)サインを見つめ続けて悔やみ続けるより
これから出てくる標識を見逃さない方が大切なときがあるんですね。
特に、前進しなくてはいけないとき。
そんな感じで進んで行きましょうか。
未来は、前。