「二つ目だから」しかたない、とか
「二つ目なのに」すごい、とかなるわけです。
ぶら下がったり、助けてもらったりしている。
真打ちだと、ダメだと人はふっと横向きますから。
春風亭一之輔師匠の真打披露会見で、柳家小三治師匠の言葉です。
その「名」に相応しい責任とプレッシャー。
どこの世界も同じなんですね。
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
仕事柄いろいろな方の履歴書を拝見することが多く
興味深い経歴にもたくさん触れることができます。
履歴なんていうものはいい加減なもので
なければないで面倒ですし
あればあったで面倒なわけです。
決して「ちょうどいい履歴」などとは判断してもらえない。
だから自分で「ちょうどいい履歴」と訴えなければならないことが多々あります。
それには、自分が一番「ちょうどいい履歴」ということを理解していなくはならない。
それをおごりもなく衒いもなく、また卑下することもなく
自分の履歴をしっかり背負えなくてはならないわけです。履歴がないことも含めて。
それができていれば、「仕事」がみつかるばかりでなく
自分のこれからの方向性も見えてきます。
今までの自分がちゃんと自分の中に積もっているか。
これからまた何かを背負えるか。
新年を期に、少し気を引き締めて考えてみました。