ボードレール、「巴里の憂鬱」を読み返していましたら、
がーーん。そういえば、あった。でも昔は気にも留めなかった。
でも今は突き刺さった。
一番無垢であるはずの子供に泣かれたら
どうしよう。
運よく下の甥っ子も
私を見ても泣かず、すっかり仲間だと思ったらしくて
遊んでくれました(笑)。
女性でなくてもこういう「絶望」があるのでしょうが、
やはり女性の方がこのインパクトは強い気がします。
性差別者と言われようがなんだろうが
私がこれがコワい(笑)。
今回恒例の夏の一時帰国で
またたくさんの友人に会えました。
もうすぐ、江戸時代の平均寿命に近づきながら
それでも「今を盛り」とばかりに活躍する友人を見ながら
羨望のタメ息が出たものです。
否が応でも時間は巻き戻せず
ただ前進あるのみ。一貫して、前に突き進むものです。
外見は正直にその人の人生を物語り
物腰はその人の価値観を鮮明に映し出します。
とことん優しい友人。エネルギーの塊のような友人。
悠久な大地のような友人。世の中を所狭しと駆け回る友人。
いい「顔」になったなぁ。
こんな「顔」になりたいなぁ。
そんな友人たちを見ながら、毎年一度
フンドシ(つけておりませんが)を締めなおす
そんな清々しい儀式の帰国でもあります。
後半戦の始まりです。