アーティストって。

先日、Painterである友人のおかげで
Stamford Downtown Shapesというプロジェクトに参加。
彼女と私の共同作品が展示されることになりました。
私たちの作品はどでかいChocolate Truffle(笑)。
可愛くて、とても愛しい作品ができました。
夏の間中コネチカット州スタンフォードのダウンタウンに飾られます。
この何週間か「Artist」と呼ばれてもぞもぞ過ごしました(笑)。

私はアート全体が大好きで、大体が雑食です。無節操ともいわれます。
そんな中恐らく音楽が一番、好き嫌いが激しいかと思います。
今でも交響曲は満員電車に乗っているような感覚になり逃げ出したくなります。

私にとって、距離をはかるのが一番難しいのも、音楽。
一番好きなバンドはライブもあまり見たくありませんし
できればインタビューも読みたくありません。
ただ、音楽だけを聴き、感じ取るので精一杯。

・・・むむ。結局ただの似而非ファンなのかもしれないと思えてきました・・・

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儚く、果敢なく。

Thinking of you.

語源や意味はさておいて
「果敢無い(はかない)」と「果敢(かかん)」が同じ字であることに
なんとなく切なくなって
まだ若かった頃に息ができなくなった思い出があります。
映画を見過ぎていて感性がむき出しだった頃のことでした。

今自分が考えていることは、儚いのか。そして、果敢ないのか。

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私が変わっているから周りは困っているみたいだけど、私にとってはそれが生きて行く原動力になるの(People have a problem with me being different, but that propels me forward in life.)

Mary-Louise Parker の言葉です。

「人と違え」と言われて育った私は、
少しだけ彼女の言っていることが分かります。
「ヘンなの」というのを褒め言葉だと思っていた私(笑)は
ずいぶんそれで命拾いをしたと思います。

 

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人にできる一番の思いやり。それは人に恥をかかせないこと。(What do you regard as most humane? To spare someone shame.)

Friedrich Nietzsche (ニーチェ)の言葉です。

よく落語に
「熊さん、あたしの顔を立てて何とか頼むよ」
「ご隠居の顔は丸顔だから立たねぇ」
なんてぇのがありますが、
「顔を立てる」とか「メンツを保つ」ということを
考えるべきときがあります。
自分の、ではなく人のそれを、です。

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気分よくなりたいのなら、薬を飲めばいい。でも誤摩化さずに生きたいのなら、事実と向き合え。(If you want to feel better, take a pill. If you want to feel right, face the truth.)

TVドラマ「NUMB3RS」より、FBIカウンセラーWilliam Bradfordの言葉です。

FBIやらPDやら、
Stressorと毎日向き合いながら銃を扱わなければならないお仕事では
何か大きな事件に巻き込まれた後は、
必ずカウンセラーに会うことが義務づけられます。

それでも早く現場に戻りたかったり
その体験を話したくなかったり。
彼らだって人間ですから
早くその場を離れようとします。

そうして逃げようとするFBI捜査官Donに、
カウンセラーが言う言葉なのです。

 

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成功者になるために努力するな。本当の価値を重んじる人間になるために踏ん張れ(Strive not to be a success, but rather to be of value.)

Albert Einstein の言葉です。
通常は「価値のある人間になるために」と訳されると思いますが、
私は何となく「本当の価値を重んじる人間になるため」と読んでしまいます。

ある友人Mと私はとても仲良しで、自分たちの考えをよく交換します。
不思議なのは、私たちはいわゆる「価値観」が全く違うことがあるのです。
どんな男性をステキだと思うか(笑)。
何を「成功」と考えるか。

でもまたまた不思議なのは、「どんな生き方をするか」というレベルにおいては
全く一緒の「価値観」を持っているんです。

面白いですね。

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あなたを怒らせる人は実はあなたを支配している(He who angers you conquers you.)

Elizabeth Kenny の言葉です。

あるとき九州は小倉のあるお寺のお坊さんが
仙厓和尚さんのところに問答に来ました。
「如何か極楽」と問うと、仙厓さんはごろんと寝てしまいました。
さらにお坊さんが「如何か地獄」と問うたのですが、
仙厓さん、知らん顔でぐぅぐぅ。
お坊さんは腹を立てて「無礼千万」と帰りかけました。

すると和尚さんむっくり起き上がり、
「其処じゃ、その今のあんたの心が地獄じゃ」

*「仙厓百話」より
 

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我々の体には、どんな深い哲学よりもたくさんの知恵が詰まっている。(There is more wisdom in your body than in your deepest philosophy.)

Friedrich Nietzsche、ニーチェの言葉です。

またまた私事で恐縮ですが、
以前帰国するときは寝たきりの父の介護を
手伝ってました。
その時に何度も
「人間の体ってうまくできてるなぁ」
と感心したものでした。
「生きる」ように、できてるんですね。
もちろん、限界はあります。でも、頑張っているんです。

人間の頭脳は
どんなコンピューターよりも複雑だそうですが、
なかなかどうして、
人間の体というのは、
どんなオペレーションセンターよりも
しっかり機能しているわけです。

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コミュニケーションのただ一つで最大の問題は、「意思疎通ができた」という幻想だ。(The single biggest problem in communication is the illusion that it has taken place. )

George Bernard Shaw の言葉です。
まったく、この皮肉なオジサマ、どうしましょう(笑)。

「誤解」というのは厄介なものですね。

そういえばはるか昔にこんなことがありました。
友人(女性)があるものを探していたので、
貸してあげようと私がまずそれを差し出しました。
その場にいた男性の方も、同じものを差し出しました。
タイミングの妙で、彼女は、その男性のものを使いました。
彼女はその際に「ごめんね」と言ってくれました。

その謝罪の意味を巡って・・・
私:「私もせっかく差し出したのに、私のものを使わなかったことを謝ってくれた」
男性:「橋本があこがれているオレのものを使ったことに対して謝ってくれた」
という誤解が起こり、何やらおかしなことになってしまいました。
結局私の解釈の方が正解だったのですが・・・青春っていいですね(笑)。
今でもなぜか愛しく微笑ましく思い出す一コマです。

・・・すみません、また話が逸れました。

 

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悲しくなるような記憶を持ち続けるより、それを忘れて微笑む方がずっといい。(Better by far you should forget and smile than you should remember and be sad.)

Christina Rossetti の言葉です。

人間は忘れる動物である。そうですね。

忘れる」っていうのは便利なときがあります。
「そんなこと、もう忘れちゃえよ」
そう思うようなことはさっさと忘れたいですね。
うーん。でもなかなか忘れられない。

その反対に、「忘れる」っていうのは「困ったこと」である時があります。
「あ、郵便出すの忘れちゃった」
「あれ、あの人の名前忘れちゃった」
年を重ねてきた母と俳優の話をすると
「ほら、あの映画のあのナントカ、っていう役をやった人よ」という
情報量の非常に少ないヒントをもらってうーん、うーん、と苦しむこと多々ですが、
最近私も、そんな母のことを笑っていられない状況になってきています。

パジャマのズボンを脱ぎ忘れ、その上からスーツを着て窮屈に思い、
「最近太ったかな」と不審に思いながらも職場に行ってしまった父を思い出します。

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