結局はココロに何を着るか、だ。(After all, you can flaunt only what you have in your mind and heart)

母の言葉です。

元々小さいころからあまり外見やお化粧などといったところに興味がない上に
さらに興味を向けられることなく育ってしまった私は
時に母をそれで恨むことがあります。
でも小さいときはあまり疑問を持たず納得していたものです。

・・・今考えれば、あまり裕福ではなかった家庭を守る
母の作戦だったのかもしれません。
洋服なんて買い始めたらキリがないですもんね。

・・・あるいは、たまに服を買ってくれるかと思えば
「お前の入社式に」とオレンジのスーツを買ってくる母は
自分の趣味が常軌を逸していたことに気づいていたのかもしれません。

 

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私たちがネガティブになるときは、実は自分の傷ついた魂をガムテープで補強しようとしているだけだ・・・そしてもちろん、魂なんて大切なものを補強するには、ガムテープじゃ足りない(When people are negative, they’re trying to put duct tape on their own damaged souls….and it could never hold together something as important as a soul.)

毎年夏になると、こちらの学校の読書課題の1冊に必ず選ばれる
「Schooled (by Gordon Korman)」からの引用です。
毎年同じところではっ、として読んでいます。

主人公の少年Capは、フラワーチルドレンの生き残りRain という祖母と
二人きりでGarland Farmに住んでいました。
ところが畑仕事中にRain が大けが。
町の病院に入院することになり、その間Capは
「普通の」学校に行く羽目になります。

「変わり者」だけどまっすぐなCapが引き起こす騒動と
変化して行く子供たちの様子が
毎章変わる語り部を通じて、活き活きと綴られます。

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人生に自分のともした小さな光を、いつまでもたやすまいとするおバカさんなのだ。

ご存知遠藤周作の作品「おバカさん」からの引用です。
主人公ガストン・ポナパルトのことが、こう表現されています。

最初に狐狸庵山人としてではなく
「海と毒薬」で遠藤周作に出会ってしまった子供の頃の私は、
彼の作品が(読んでもいないのに)恐ろしく、なかなか手がつかなかったのですが
何かのきっかけで読み始めてから
大好きな作家の一人になりました。

 

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当てる弓を引かないで、当たる弓を引く。(You no longer try to hit the target. You draw a bow in a way that enables the arrow to hit the target.)

NHK World 「Samurai Spirit」シリーズ「弓道編」より、
石川武夫 八段の言葉です。

弓道では的にあたるかどうかはさほど重要ではない。
的にあたることは、
「弓を引いたときの精神状態の現れ」として起きるだけのことなんですね。

 

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一つのことをずっとやっているとね、誰かが褒めてくださるの。

うろ覚えなのですが、内海好江師匠の言葉です。
紫綬褒章だったでしょうか、受賞されたときのインタビューでの言葉です。

5月5日に国民栄誉賞を受賞された長島茂雄さんと松井秀喜さん。
授賞式でのお二人の姿や、これまでのビデオを見ていたら、
好江師匠のこの言葉が蘇ってきました。

 

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友が皆 我より偉く 見ゆる日よ

石川啄木の歌です。

この週末に何と高校時代の大同窓会があり、
私は参加できなかったのですが、Facebookのおかげで
その様子を垣間みることができました。

みんな、それぞれ、頑張ってるんだなぁ。
別にエラくなったとか
お金持ちになったとか
そういうことではなく。

それぞれの人生があるんだなぁ。

私は何をやっているのかなぁ。
別に卑屈な意味ではなく、
自分のこれまでを振り返る、いい機会となりました。

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