ためらうなよ。人を救って罪になるなら、罪を犯せよ。

ご存じなだいなださんの名作「おっちょこちょ医」より、
ディストレ先生の言葉です。

小さいときに読んだこの本。
この言葉はやはり、鮮明に残っています。

特に、「ためらうなよ」。

今の私をご存じな方には信じられないかもしれませんが(笑)
臆病で引っ込み思案で、
緊張で呂律が回らなくなってしまうような子供だった私には、
「ためらうなよ」がずどーん、と胸に響きました。

 

 

人生が一瞬の積み重ねなら、
逃した一瞬によってその後の人生が変わります。
良きにつけ悪しきにつけ
その後の人生が変わるわけです。

そんな中で、
ためらうことなく行うべきこと。
ためらうことなく行ってもいいこと。
ためらい確認してから行うべきこと。
やりたくてもしてはいけないこと。

私たちはそんなものを判断しながら前進するんですね。
やればいいと分かっていても、タイミングを逃してしまえばもう意味がありません。
昔西田敏行さんが出ていたコマーシャルで
「今やぁろうと思ぉ〜ったのにぃ」というのがありましたが(古いですね)
毎日そんな思いをしながらタイミングを逸してしまうことがあるわけです。

人の命を救うとか、世界を救うとか、
そんな大きなことではなしに、
いえ、ないからこそ
そんな判断が難しいわけです。
人によって善し悪しの判断が違ったりするわけです。

Consequence (行動から導かれる結果)が自分だけに及ぶのなら、
やってみる。
自分の信念に基づいて間違っていないなら
やってみる。
一見単純なそんなことが難しいのですね。

ためらわずに信念を持って何かを行える価値観。
私はそういうものを持っているのか。
そんなことを考えながら、またこの本を読んでみようと思います。

最後にこちらをぷちっとしていただけると幸いです

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