どこからアイデアを得たのかうまく隠しさえすれば、あなたはクリエイティブになれる。(The secret to creativity is knowing how to hide your sources.)

Albert Einstein の言葉です。

ニューヨーク大学夜間コースに通っていたとき、映画製作のあるクラスで、
コマーシャルのディレクターだった先生が最初にこう言いました。
「何を思いついても自分がオリジナルだと思うな。
今までに必ず誰かがやっているんだから」
ひぇ〜。厳しいお言葉です。

でも、本当にそうなのですよね・・・
オリジナルなものは、彗星のように、何年かにいっぺんしか現れない。
だからこそ、何かオリジナルなものを求めて、みんな頑張るんですね。

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怨みに報ゆるに徳を以てす(Requite anger with virtue)

Lao-Tsu、老子の言葉です。

英語だと「Anger」となっていますが、「怨み」って、いろいろな形や感情があります。
・・・コワい字ですね。
いつまでも忘れられない、どろどろしたもの。
瞬間的にかっかと湧いてくるもの。
ルサンチマン。
韓国で言う「恨(ハン)」という感情も、
定義がなかなか難しい「怨み」の一つでは、と思います。

どんな形であれ、なかなか手強い感情です。
でも人間だったらなかなか逃れられない感情でもあります。
「怨み」って、手強いのに加え、ちょっと哀しい感情だなぁ、と思うのは私だけでしょうか。

・・・それでも短気で執念深い私はしょっちゅうぷんぷん、うじうじしています。

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逝った者たちは死んではいない。それは私たちが生きている限り、明白な事実である(The dead are not dead; that is clear enough since we are alive.)

Alain(アラン)の「幸福論」からです。

私事で恐縮なのですが、この週末で父が逝ってから6年、
つまり今年は七回忌です。
アメリカに住んでいるので、墓前には次回帰ったときに、
ということで許してもらっています。

昔祖母を亡くしたとき・・・
それが初めて親類を亡くすという経験だったのですが、
「世の中には取り返しのつかないことってあるんだな」と
漠然と考えたのを覚えています。

逝ってしまった人を想うとき、悲しい中にも少しだけ清々しい感じが残る・・・
そういう思い出し方をできるといいな、といつも思っています。
でも辛いお別れをすると、それもなかなか叶わぬこともありますよね。
人それぞれの想いがあるんですよね。

・・・私だって、そうはいっても
父に恨み言の一つくらい言いたいときもあるんです(笑)。

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忘れてはいけない。あなたがどこに行こうと、そこにあなたがいる(And remember, no matter where you go, there you are)。

Confucius、孔子の有名な言葉ですね。

クライアントとお話していると、「自分がどこに行こうとしているか分からない」
という方に多くお会いします。
自分に何ができるのか。何がしたいのか。どこに行けるのか。

そういう方とはまず、「今」の自分を見つめる作業をお手伝いします。
自分の「今」を捉える、というのは、実はとても大変な作業で、
なかなかできるもんじゃありません。だからこそ、とても大切なステップになるんです。

毎日忙しく時間に追われる私たちは、
気づかぬうちに自分を自動操縦モードに入れています。
本当に「目覚める」のって、チカラいりますよね・・・

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慣れた環境は、増殖する(Familiarity breeds.)

Mary Pettibone Poole の言葉です。

よく「私はいっつもダメ男に引っかかるの~」という人がいますね。
「いっつも面倒な女に引っかかる!」という殿方もいます。
恋愛だけではなく、悪いクセ、って・・・・やめられないですね。
そこから学んでいく人もいるのに、
わかっちゃいるけどやめられない、なんて
植木等みたいなこといって
結局また同じことを・・・
なぜか自分だけが進歩がないような気になっていきます。

あ〜、オレって、私って、駄目な人間・・・

でも実は、あなただけではなくて、
みんなそう思っているのかもしれません。

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新たな考え方は常に喜びという興奮を連れてくる(Every new perception attended with a thrill of pleasure.)

Ralph Waldo Emersonの言葉です。
どんな思想にも傾倒することなく個人、自由、そして自然状態を追求した詩人らしい言葉だと思います。

世界とどのように関わっていくかは、人によって全く違います。
人それぞれ偏見も先入観も判断基準も違っているので当然です。

ある人は自分の周りのものをコントロールして、自分に心地よい環境を作ろうとします。
またある人は環境に合わせてロデムのように自分のカタチを変え、背景に混ざっていきます。
こういう人たちが一緒に旅行でもしたら、大変ですね(笑)。

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さらに良くなる余地があるなら、「良い」とはいえない。(Good is not good, when better is expected.)

Thomas Fuller の言葉です。

常に自分で努力している人って、この言葉を体現しているような気がします。
そういう人は、一般にゴール設定が「高い」ので、周りの人がほめたって、聞く耳持ちません(笑)。
褒めてるのにかえって不機嫌になられたり、「分かってないな〜」なんて顔されることもあります。

ソクラテスじゃないですが、知れば知るほど、知らないことが分かってきて、愕然とする。
知れば知るほど、もっと知らない分野が増えて、興味がもうとまらない。
いろいろな理由があると思います。

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仕事をコントロールしろ。でないと仕事にコントロールされてしまう。(Drive thy Business, or it will drive thee.)

Benjamin Franklinの言葉です。
さすが100ドル札に載るだけのことはあります(笑)。

Career Counseling なるものを日々やっているのですが、
まあ、仕事ってこんなに人を悲しくさせるものなのか、と感心します。
いろんな方法で人を苦しめるんです、仕事って。

忙しくすぎても辛いしヒマすぎてもいけないし、お金が少なくてもダメだしお金と一緒に責任が増えてもイヤだし。
仕事、って何なんでしょうね。

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決して、決して後悔に時間を費やしてはいけない。時間のムダだ(Never, never waste a minute on regret. It’s a waste of time.)

Harry Truman の言葉です。

でも、でも。人間だもの、後悔するさ。

人生に「たら・れば」はつきものです。
あのとき、こうして「たら」。あれをして「れば」なぁ。

英語にも、あります。What-if、というんです。What-ifsなんて、複数形にもなれます(笑)。
みんな考えることは一緒ですね。そして違う選択をした、違う宇宙の自分に想いを馳せるわけです。

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存在していることは素晴らしい。生きることは神聖なことだ。(Just to be is a blessing. Just to live is holy.)

Abraham Joshua Heschel の言葉です。

「生きる」というのは、どういうことなんでしょう。
働くこと。愛すること。生活していくこと。
人によっていろいろとあると思います。正しいとか、間違っているとか、そういうことはありません。

ただ一つ私が思っていることは、自分で決めなくちゃ、ということです。

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