Friedrich von Shillerの言葉です。
ぱっとしないニュースが続き、あっという間に年の瀬で、
何となくせわしなく毎日が過ぎていく。
そんな中、イライラしたり、ムカムカしたり、どっよーんとすることもある。
それなのに、街は楽しげにジングル・ベル。
パーティなんかにいけばその場は楽しいんだけど、
トシを重ねるといろんなマジックが消えていって、
ふと我にもどれば年末も年始もなく、同じような日が過ぎていく。
あ〜、こうやっていくうちにまた今年も終わって、
来年がきて、そしてまた来年の年末が来て・・・
・・・なんてうんざりしている方はいませんか(笑)?
私はネクラなので、時々そういう風に思います。
でも、こんな気持ちで新年を迎えるのはいやですね。
だから、今年のイライラ、ムカムカ、どっよーんをおさらいしてみることにしました。
・・・後から後から出てくる、出てくる(笑)。
でも、考えてみれば、もう終わっていることもあるので、
それらには、さっさとサヨナラしました。
問題は、それでも残る「イラ・ムカ・どよーん」の面々です。
明らかに相手はが悪い、なんて信じている項目は、なかなか手強く、
ちょっとやそっとではリストから消えません。
じゃあ、どうしたらいいんでしょうか。
まず、思い切りその「イラ・ムカ・どよーん」を感じてみてください。
身体に走るセンセーション、感じましたか?
次に、「イラ・ムカ・どよーん」とはしたものの、その結果が今後の自分の人生に
どれだけ影響があるか考えてみてください。
しかも、まだその事柄がこれからの自分の人生に影響を与えるようなものであれば
なんとかここではっきりさせたいものです。
だから、頑張って、対策を考えるのです。そして、対策表ができます。
もし、たいした影響が無い、あるいは全く影響がないのなら・・・
これがもっともやっかいです。
人間って、自分の気持ちや行動は、その行き場やその行動から目に見える結果が出ないと、
とてもやりにくく思えるものです。
どうしましょう。じゃあ・・・
「pardon」試してみませんか?許して、赦免してやるんです。
だって
(1)もう終わったことで取り返しはつかない
(2)これからの人生にはあまり影響がない
のであれば、もういいのではないですか?
後悔(?)しないように、最後にもう一度その忸怩たる思いを噛み締めて、
自分が一体何を感じているのかー怒りなのか、後悔なのか、不安なのかーを考え、
でもそれを感じたとて、何か新しいものが得られることがないことを理解してみるのです。
これは、なかなか難しいです。
でも繰り返していくうちに、だんだん、どうでもよくなる度合いが増えてきます。
そしたら自分をそんなイヤな気持ちにさせたモノたちを「赦して」やるんです。
そんな気持ちになってしまった自分も「赦して」あげるんです。
よく耐えたね。よく踏ん張ったね。
そしてできればなるべく荷物を少なくしてから、新年を迎えたいですね。
だって、
来年はまた新しい「イラ・ムカ・どっよーん」が降り積もっていくかもしれませんから・・・。