マインドというのは特別な場所だ。そこでは地獄も天国になるし、天国も地獄になる(The mind is its own place, and it itself, can make a heaven of hell, a hell of heaven.)

John Milton (ミルトン)の「失楽園」からです。

有名な話があります。

ずいぶん昔のこと。ある靴屋さんがアフリカに人を送って市場調査させました。
その人の電報によると
「もう国に帰る。ここじゃ誰も靴を履いていない!」

時を同じくして、もう一軒の靴屋さんも、アフリカに人を送りました。
その人曰く
「ビジネスには最適だよ。誰も靴なんて履いたことはおろか聞いたこともないんだから!」

世の中で起こっていることは
まさしくロールシャッハテストやだまし絵みたいなもので、
見る人によってツボに見えたり人に見えたりするんですね。

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赤ちゃんは幸せだから笑っているのではない。笑っているから幸せなのだ。(He is not laughing because he is happy; instead, I should say that he is happy because he is laughing. )

Alain(アラン)の「幸福論」、「友情」の章からです。

赤ちゃんが笑う、というのは周りの人を、
そしてひいては世の中を幸せにしてくれるような気がします。
自分もそんな風に笑っていた時期があったんでしょうか。
・・・誰にも絶対あったし、またあるんだと思います。
つい忘れがちなことですね。

疲れていたり、落ち込んでいたり。
人のことを羨んでいたり、恨んでいたり。
ほっぺたの肉が硬直して、笑えなくなってしまうことがあります。

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「I’m sorry」は弱さの証だ(I’m sorry: A sign of weakness. )

数々の映画やドラマで使われる常套文句です。

アメリカでは日本人がすぐに「I’m sorry」というので、
日本人の「弱さ」「主張のなさ」が取り上げられます。
確かに。その通りです。さすが自己主張の国です。

でも「I’m sorry」を「ごめんなさい」ではなく
「すみません」の直訳だと考えると、そのコンテクストは全く違ってきます。
「I’m sorry」と言える強さを、アメリカ人の中にいる私はときどき考えます。

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気に入らぬ 風もあろうに 柳かな

「天災」を初め数々の落語の噺でも引用されている、
仙厓(せんがい)和尚の言葉です。

書画を数多く残した「博多の仙厓さん」はこの句に、こんな絵を残しています。

(NHK日曜美術館のページより拝借)

落語で覚えたこの句を中学の習字の授業で最終プロジェクトとしてとりあげ、
描いた書画がこの書画とそっくり。もちろんつたない筆使いでしたが。
当時まだインターネットなどなかったので何も知らず、後に検索して驚きました。
それだけ人にしっかりとした印象を与える句なんだなあ、
と感動したのを覚えています。
あれ、どこに行ったかな〜・・・証拠があるといいんですが。
でも、本当なんです・・・・「堪忍」まで描いたんですよ(笑)。

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